●HDDの容量
保存容量の単位はGBで、1GB=1024MB(Windowsの場合)と換算されます。
現在では数百GBと大容量のHDDが普通となってきています。
使用目的にもよりますが、 80GB の容量があれば十分だと思います。
●HDDの転送速度
|
rpm
Revolution Per Minute
|
5400rpm・7200rpmなどの単位を良く見かけると思いますが
これはHDDの回転数であり、1分間に何回転するかを表した単位です
数値が大きいほど回転数が早く、HDDが読み書きをする速度が速くなります。 |
●HDDの規格
HDDの規格には、IDE(ATA)規格とSCSI規格とがあります。
IDE接続とSCSI接続のうちSCSI接続では10000rpmや15000rpm
の高速転送が可能です。
|
IDE ( アイディーイー)
integrated device electronics
|
PC/AT互換機に採用されている標準的なインターフェイス規格です。 |
SCSI (スカジー Small Computer System Interface)
|
パソコンと周辺機器を接続するためのインタフェース規格。ハードディスクドライブやMOドライブ、CD-ROMドライブなどの周辺機器を接続し、異なるメーカーの周辺機器を使うことができ、高速のデータ転送に向いています。 |
現在主流のHDD規格は Ultra ATA と Serial ATA とがあり、Serial ATAはUltra ATAの後継規格にあたります。
|
Ultra ATA |
パラレル方式による転送であり、データをまとめて転送します。
UltraATA 66・ UltraATA 100・ UltraATA 133
この数値は 66MB/秒 100MB/秒 133MB/秒の転送速度を示しています。UltraATAではパラレル方式の都合上133MB/秒以上に転送速度を上げるのが困難とされており、転送速度ではSerial ATAの方が高速となります。 |
Serial ATA |
シリアル方式による転送で、1つずつ転送するため安定性があります。
既に150MB/秒とUltraATAを上回る転送速度のものがあり、今後も更なる高速化が予想されます。 |
●Point
HDDの容量と速度
HDDにデータをどんどん保存していくうちにHDDの容量がいっぱいになってしまうとメモリと同様にパソコンの動作が鈍くなります。HDDの容量にも余裕を持たせることが大切です。
HDDの選択する容量は、パソコンでTVを録画したり動画を編集や保存をする場合 80GB 以上は選択した方が良いでしょう。
HDDの選択する速度は、7200rpm以上を選択する方が快適な転送が行えるでしょう。
HDDのパーティション
パーティションとはHDDを C: と D: など システムドライブとデータドライブなどに分割することです。
そうすることで C:システムドライブに異状が起きた場合に D:データドライブのデータを残したまま C:システムドライブのみをフォーマットや再インストールすることができるので、データを守ることができます。
パーティションの設定を行わなかった場合、システムに異状が起きた場合HDD全体をフォーマットまたは再インストールしなけらばいけなくなり、データが消えてしまいます。 そうならないようにもパーティションの設定はした方が良いでしょう。
パーティションの設定値
パーティションの設定値は一般的に20GBのシステムドライブに分割されて販売されているパソコンが多いようです。
しかし、システムドライブにはパソコンを使用しているうちに何かと容量が使われていくので、大容量のHDDであればシステムドライブの容量を多い目に設定しておいた方が良いでしょう。
|